歴史家と戦国マニアが激論バトル「もしも織田信長が総理大臣になったら」 (1/2ページ)

Asagei Biz

織田信長
織田信長

 お上からは「県をまたいでの移動は控えるべし」とのお触れが出され、我々領民はいつ完全終息するかわからないコロナとの籠城戦を強いられている。この未曽有の危機に、人々はどんなリーダー像を頭に描いているのか。そしてもし戦国武将が令和の日本によみがえったとしたら、総理大臣や会社の社長は誰が適任だろうか。

「週刊アサヒ芸能」の歴史顧問と言える「真説!日本史傑物伝」連載中の歴史家・河合敦氏がまず挙げるのは、

「緊急事態、危機の時代には、即断即決が求められますから、織田信長を総理大臣にして、実行に移す官房長官やコロナ担当大臣には、臨機応変に素早く動ける秀吉ということになるでしょう。秀吉は『心に叶いしことあれば、即時に之を行へり』という言葉を残していますしね(『名将言行録』(岡谷繁実著、1854〜69年刊)」

 お笑い芸人にして戦国マニアの桐畑トール氏も「信長推し」だ。緊急時の総理就任に異存はないとしながら、「官房長官やコロナ担当大臣は確かに秀吉、光秀になるんですが、僕は柴田勝家を推したい。勝家は絶対に裏切らないし、信長総理とモメることがないですから。光秀だとスタンドプレーをしそうだし、秀吉なら次の政権を狙ったりしますから。ただ、経済担当大臣には秀吉がいいなと思います。本能寺後の中国大返しの際には、姫路城の蔵の金を全部出したという話がありますけど、ここぞという場面でドンと金を出して、やる気を出させる。秀吉だったらコロナ給付金10万円とかケチケチしないで、ドーンと出すという気がしますね」とし、さらに、「コロナ担当の厚労大臣なら、家康や光秀もいい仕事をしてくれそうですよ、昔から薬にたけていましたから、この二人は。近年、光秀の薬の調合書が将軍家に取り入れられたという文献が出てきたし、家康は自分自身で薬を調合するのが好き。そのおかげで長寿を全うしたという健康オタクですからね」

 コロナ禍で傷ついた会社を立て直してくれそうな社長は誰だろうか。河合氏は、「現在、観光業や飲食関連会社では、ウーバーイーツのような状況を逆手に取って業績を伸ばす新機軸が求められます。新しいことを創造するという意味で信長に仕えていた時代の秀吉が適任です。

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