ジャニーズ事務所を退所した元NEWSのメンバーの手越祐也（32）が23日、ユーチューブで自身の進退について初めて明かした。

　手越といえば15歳からジャニーズ事務所に所属しながら、日本テレビ系列・バラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』に出演し、体をはったロケなどで活躍。女性関係の色恋沙汰も多く、派手な私生活が報道されることもあった。コロナウィルスによる自粛期間中の数回に渡る銀座での会食があったことで活動停止となり、その期間中の5月末にジャニーズ事務所から契約終了が発表されていた。

　そんな手越はこの日、ユーチューブチャンネルで弁護士と同席した上で2時間の生中継記者会見を行い「あまりに事実と違う情報が多すぎたので、早く自分の口で伝えないといけないと思っていた。」と冒頭で会見への意気込みを語った。

　今後の芸能生活の活動の場を広げていきたいという自身の申し出で、3月中には退所を決めていたという手越。以前より抱いていた自身の夢を実現するための退所であり、一連の騒動が起きる前から決まっていたことだと繰返し説明し、あくまでも円満退所であることを強調した。NEWSのメンバーとも話し合いの機会を設け、自身の熱い思いを伝えてきたことを明かした。しかし、ジャニーズ事務所副社長の滝沢秀明（38）らとは話し合いの場をもつことができず、双方に弁護士をつけるかたちで交渉が進められたようだ。

　この投稿にネット上からは「良い歳の大人なんだから、これからは好きな事をやれば良い」「いい大人だし、好きに生きたらいいよ」などの声が寄せられる一方で、「どんなに語ったところで外出自粛中に飲みに出て、周囲に迷惑掛けたことは変わらない」「感謝は伝えるが謝罪はまだないね」「手越は面白いし、表現は最高！でも、テレビに出る人間は、いかなる時も立ち居振る舞いに気をつけなければならないよね」などのコメントも殺到している。

　ジャニーズ事務所を退所した理由に焦点があてられた会見であったが、世の中の関心は自粛期間中の外出に目が向けられていたようだ。手越は質疑応答のなかで、退所後の活動について話し合いをしていただけであり、不要不急の外出ではなかったと説明したが、説得力は十分ではなかったのかもしれない。