「稲妻、稲妻!」広島“金まみれ選挙”で目撃された河井夫妻の仰天パワハラ (1/2ページ)

Asagei Biz

河井克行・河井案里夫妻
河井克行・河井案里夫妻

「地元の政治家や支援者に現金を渡す時は、『陣中見舞いですから』と、かなりへりくだった様子。それもトイレまで追いかけてきてポケットにねじこまれた支援者もいました。受け取りを拒否した人間に対しては『安倍さんがなんて思うか…』などと恫喝めいた口調でむりやり押し付けたこともあったそうです。全国の国民が『(特別給付金の)10万円が届かない』と困窮しているのに、渡した側はもちろん、受け取った側も広島の恥ですよ」

 広島県議会関係者が明かすのは、公職選挙法違反容疑で逮捕された衆議院議員の河井克行容疑者の“ばらまき実態”だ。妻で参議院議員の案里容疑者と夫婦そろって逮捕され、6月30日にはそれぞれ300万円以上という夏のボーナスが支給されたことで、国内では怒りの声があがった。

「怒りの矛先は河井夫妻だけでなく、彼らから金を受け取った政治家や首長におよんでいます。その数は40人以上。60万円を受け取ったとされる安芸高田市の児玉浩市長は丸刈りで謝罪の意を示しましたが、結局は辞職を表明。合計150万円を受領した三原市の天満祥典市長、受領額20万円という安芸太田町の小坂真治町長がそれぞれ職を辞しています。首長が相次いで“ドミノ辞職”したことで、また選挙をしなければならず、その選挙には多額の税金が投入される見込みとあって、広島県民の怒りは収まりそうにありません」(地元紙記者)

 報道によれば、河井夫妻が不正に渡した金の総額は1800万円にのぼるという。有力政治家には金をばらまく一方で、河井夫妻といえば、選挙期間中のパワハラ行為がたびたび目撃されていたという。

「いつもピリピリと気が立っているせいか、秘書や運動員につらく当たることも多かったですね。そのため、河井夫妻は秘書がコロコロ変わることで有名。事件発覚のきっかけになったのは、ウグイス嬢に規定以上の報酬を支払った“買収疑惑”でしたが、ウラを返せば法定外の報酬を払わなければ、運動員をつなぎとめておけないほど、“チーム河井”の雰囲気は最悪だったということでしょう」(前出・県議会関係者)

 渦中の選挙において、河井克行容疑者の“パワハラ気質”を如実に示したのが、独特すぎる「稲妻ルール」だったという。政治部記者が明かす。

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