天才テリー伊藤対談「丘みどり」(3)紅白後は豪華弁当。大部屋から個室へ (1/2ページ)
テリー それでほんとに紅白に出るんだから、すごいよね。
丘 ファンの方がめちゃくちゃいい方ばかりなんですよ。私、自分からあまり大きな夢を言わないんですけど、「そのみどりちゃんの性格がよくない」「もっと紅白に出たい」「今年出ます」とか言ったほうが実現するよって言ってくれるんです。そういう皆さんのおかげで「私、いつかじゃなくて、今年出られる歌手になります」って言えるようになった。
テリー 実際に決まった紅白はどうだったの?
丘 いや、もう出る前は「1回出れたらいいや」と思ってたんですけど、歌い終わったら「やっぱり来年も出たい」という欲が出てくるというか‥‥。一人で立てる舞台ではなかったので‥‥。悔しかったり、つらい思いもたくさんしてきましたけど、今はよかったのかなと思います。
テリー 出場決定って、出演者はいつ教えてもらうの?
丘 初めての紅白は、NHKさんにドッキリを仕掛けられてたので、私は会見の当日でした。「レッスンなので来てください」って言われて行ったら「この何時間後に記者会見があるので出てください」って。
テリー へぇ、それはうれしいね。
丘 もう、うれしいなんてもんじゃなかったです。すぐ実家に電話したんですけど、お父さんは「ウソやん」って、全然信じてくれなかったです。
テリー そりゃ、そうだよなぁ。お母さんは?
丘 お母さんは、私が20歳の時に大腸ガンで亡くなったんです。もう15年ぐらい前ですかね、47歳で。
テリー わぁ、めちゃくちゃ若いなぁ。今生きてたら62歳ぐらいか。70歳の俺より年下だよ。