夏バテ&新型コロナウイルス撃退!「奇跡の郷土メシ」 (3/4ページ)

日刊大衆

体内で糖質をエネルギーに変えるために必要なのは、ビタミンB群やミネラル、鉄など。つまり、具や薬味などと一緒に食べて、それらを補うことで、初めてエネルギーが身につくんです」(前出のフードコーディネーター)

 体力をつけたいと、麺単体をたくさん食べて糖質を取り込んでも、体内でうまくエネルギーが作られず、結果、体がだるくなってしまったり、ボーッとしてしまったりという状態に陥ることもあるというから、要注意なのだ。「すでにさまざまな栄養素がとれるので、プラスするものもないかと思いますが、シイタケを煮るときに一緒に、水分を切った豆腐を煮てみるのはいかがでしょうか。注意なのだ。他の具と一緒にカットしてそうめんにのせて、かつおぶしを散らします。亜鉛や鉄分がとれるだけでなく、豆腐にかつおぶしをかけて食べると、かつおぶしに含まれるビタミンDが働いて、カルシウムの吸収率がなんと20倍になるんです」(shocuicuco氏)

 カルシウムは、骨や歯の主成分である他、筋肉の収縮を助け、精神の安定にも役立つ。生命維持に欠かせないミネラルの一つだけに、大いに参考にしてほしい、ちょい足しレシピだ。

 暑さにやられて精をつけたいなと思ったときに食べたいのが、広島県の『アナゴ飯』だ。「アナゴには、感染症予防や目の疲れに効果があるビタミンAや体のだるさを解消してくれるカリウムが多く含まれています」(前出の食生活アドバイザー)

■宮崎の健康食『冷や汁』

 そして食欲のない日や、暑い夏の日に食べたい、宮崎県の『冷や汁』も、暑い中でも元気が出るようにという知恵から生み出され、伝承されてきた健康食だ。「味噌ベースのだしにすりごま、キュウリや地場の魚、豆腐などを入れ、ご飯にかけて食べるという、シンプルな冷たい汁もの料理ですが、実はタンパク質を効率的に摂取できるようになっているんです」(前出のフードライター)

 タンパク質は、筋肉や内臓、血液、皮膚、骨などを作るうえで欠かせない栄養で、不足すると疲れやすい体になってしまうという。

「夏バテ&新型コロナウイルス撃退!「奇跡の郷土メシ」」のページです。デイリーニュースオンラインは、新型コロナウイルス栄養アンチエイジングカルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る