上重聡「死球実況」で大炎上!騒動の裏で露呈した広島ベンチワークの弱点 (1/2ページ)

Asagei Biz

上重聡
上重聡

 2016年のシーズンからリーグ3連覇を達成した“黄金期”は今や見る影もない。8月2日の試合終了時点で最下位に沈んでいる広島。低迷の理由は、どうやらベンチワークと捕手事情にありそうだ。

 ドライチ・ルーキーの森下暢仁を先発マウンドに送った巨人3連戦の初戦(7月31日)、広島の“弱点”が露呈した。

 1点を追いかける5回、広島の正捕手・會澤翼が頭部直撃の死球を食らい、緊迫感が走った。ぶつけた側の巨人先発の畠世周は即、「危険球退場」となった。

「畠投手は勝ち投手の権利がかかったイニングでした。この頭部へのデッドボールに、実況を担当していた上重聡アナウンサーは、あろうことか『ジャイアンツにアクシデント!』『巨人に想定外の事が』と興奮気味に連呼。いくらホームチームの実況とはいえ、命の危険にもさらされかねない頭部へのデッドボールですからね。さすがに両チームのファンから『曾澤選手を気遣うべき。さすがにこれはないわ』『プロなら言葉を選べよ』と、批判が殺到する事態になりました」(スポーツ紙記者)

 會澤は自分の足でベンチへ下がったが、その後の駆け引きで広島は同点に追いつくチャンスを潰してしまったというのだ。

「會澤の治療のため、試合が中断していた時間は、10分ほど。畠は好投していたので、巨人ベンチはリリーフの準備をしていなかったはず。たしかに動揺していたのは巨人側ですが、緊急登板の鍵谷陽平は落ち着いていました」(ベテラン記者)

 會澤に代走を送る選択肢もあったはずだ。大事を取るのはもちろんだが、巨人のリリーバーの準備時間を短くする目的で、代走を送るべきだったのかもしれない。まして、次打者は今季復活を遂げた堂林翔太だ。

 もっとも、正捕手・會澤を交代させるのは勇気のいる決断だが、こんな指摘も聞かれた。

「広島は7月25日に中村奨成が一軍昇格して以来、『會澤、磯村嘉孝、坂倉将吾、中村奨』の捕手4人体制で試合に臨んでいます。磯村が會澤に代わってスタメンマスクをかぶる試合もありますが、マスクをかぶるのは主にこの2選手でした」(プロ野球解説者)

 坂倉、中村奨は主に代打要員と見られる。

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