理解と共感が世界を優しくする!「てんかん」の真実を知ろう (2/6ページ)
てんかんだから就職できない!?
てんかんが発症するのは約100人に1人と、割合としてはごくありふれた病気です。世界では2,600万人、日本でも100万人のてんかん患者がいます。
しかし世間では間違った知識や偏見によって、てんかんの人たちが困っていることは多いのです。
特に深刻なのは、就職に支障をきたすことです。
「てんかん=けいれん」というイメージがあり、通常の社会生活が難しいと考えられてしまうことが少なくありません。
てんかんというだけで症状を理解してもらうチャンスが得られず、就職できなかったり、面接すらしてもらえなかったりすることもあります。
発作をコントロールされている方や小さい発作だけの方、また発作が出ているとき以外は普通の生活を送っている方が多いのにもかかわらずです。
そもそもてんかんについてオープンに語ることは、まだまだハードルが高い印象です。
世の中の理解が得られにくい中、てんかんを持つ方が自ら声を挙げるのはさらに難しいのです。
てんかん患者でもプライドを持って働く
てんかんを持っていても、プライドを持って仕事に就いている方はたくさんいます。
そんなてんかん患者の方の声をご紹介します。
自分だからこそできることをする
今は私は52才。4歳で診断されて薬を今も飲んでいる。小学3年まで保健室登校。眠くて仕方ないから。
この病名を言って、私の戦いをわかってもらえたことはない。