現代なら炎上必至!日本各地のお国柄をまとめた「六十六州人国記」が毒舌すぎる【中部&近畿編】 (10/14ページ)

Japaaan


商人たちは遠国や離島まで出かけていっては巧みな話術を駆使してぶったくり、ごく稀に誠実な商売人がいても(or来ても)、やがて悪しき風習に染まってしまう。
全体的にロクでもない連中ばかりで、武士たちに勇気や道徳を説いても聞く耳持たず、チャラ男ばかりの困った国である。

【丹波国】
この国の連中は傲慢で他人を褒めることをせず、どいつもこいつも女人のような心根である(悉く女人の心根に異ならず)。
百姓どもは本分である農作を疎かにして、ラクして儲けようと商売に手を染める。私腹を肥やすことばかり考えて媚びへつらいに長け、最も哀れな連中であることは是非に及ばない。
腰抜けばかりなので、天下が乱れた際に侵略すれば五日以内に従わせられるだろう。

【丹後国】
この国の連中を千人、いや一万人集めても、まともな人物は一人もいないだろう。軟弱で不誠実なくせに悪知恵ばかり働くのでちっとも役に立たない。この国でまともなのは鷹と隼だけだ。

基本的に軟弱で腹黒く、悪知恵ばかり……そんなステレオタイプが、当時の京都府一帯にはあったようです。

丹波人に対する「女人のような心根」というのは、近年の「女の腐ったような」という悪口に通じますが、匿名で(あるいは北条時頼の名を借りて)他人をボロッカスに貶す方が、よほど卑怯に思えますが、どうでしょうか。

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