現代なら炎上必至!日本各地のお国柄をまとめた「六十六州人国記」が毒舌すぎる【中部&近畿編】 (9/14ページ)

Japaaan

一口にカネと言っても、黄金(こがね)があれば白銀(しろがね)もあり、他にも銅(あかがね)、鉛(なまり)、錫(すず)、鉄(くろがね)など幅広く存在する。

で、こいつらはカネと言って黄金を連想させておきながら、いざ取引になれば鉛とか錫とか鉄を寄越すような連中だから、騙されてはいけない。

とにかくこいつらはズル賢いから、うわべだけの人柄に騙されることなく、ただ交わした契約内容だけをしっかりと見極めるドライな関係に徹するべきである。

全国あちこちでズルさや愚かさを表現するため、カネと言って黄金を連想させ、「カネ(金属)には違いあるまい」と鉄や錫を寄越すという喩えを用いていますが、実に発想が豊かですね。

作者がどれだけ近江人に騙され続けてきたのか、具体的な被害エピソードも書くと、読者の共感をより得られそうな気がします。

京都府(山城国・丹波国・丹後国)

山城国(やましろ。赤)&丹波国(たんば。青)&丹後国(たんご。緑)

【山城国】
さすが京の都、流れる水のように洗練されて雅やかで、女性たちは美しいけれど、武士たちは公家たちが翫(もてあそ)ぶ管弦などに毒されてしまったのか、軟弱な気風が残念である。

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