女性の“テレワーク疲れ”の実態と解消法

アサジョ

女性の“テレワーク疲れ”の実態と解消法

 テレワークによって家事や育児に余裕ができたはずなのに、これまでよりも疲れが溜まりやすいと感じていませんか?

 テレワークは、通勤時間の削減などで自宅で過ごす時間にゆとりができる反面、気付けば仕事に家事・育児にと頑張り過ぎてしまう傾向があるようです。

 カルビーが2020年8月、週1回以上テレワークを実施している20~49歳の有職者女性600名を対象に実施した調査によると、「テレワークをすることで、これまでにはない疲れやストレスを感じることがありますか?」という質問に、「ある」と回答した人は55.2%と過半数にのぼったそう。

 テレワークによる疲労やストレスの原因を尋ねた結果は、「仕事とプライベートの境界線が曖昧」(53.2%)、「家にこもりっぱなしであること」(39.6%)、「仕事をする環境が整っていない」(36.3%)、「“ひとやすみ”がしづらい」(35.6%)、「(職場への)質問が簡単にできない」(31.1%)などが多く挙げられたようです。

 また、同調査で「オフィスワークと比較して、テレワークの方が生産性が高い働き方ができていると思いますか?」という質問には、「できていると思う」と回答した人は54.5%でした。テレワーク中に“ひとやすみ”ができているかを尋ねた結果と合わせて分析したところ、「テレワークの方が生産性が高いと思う」人は、テレワーク中に適度な休息を取れている人が多いことが判明したそうです。

 テレワーク中に適度な休憩を入れることができている人ほど、仕事の生産性を高めることができる傾向がある様子。仕事だけでなく、家事や育児とのメリハリもつけやすくなり、疲労やストレスの予防・改善にもつながりそうですね。

 テレワークの日は、オフィスワークの日に比べて頑張り過ぎて疲労やストレスを感じやすいという人は、適度な休憩を予定に組み込み、実践することで改善の糸口になるかもしれません。室温や疲れにくい机・椅子など、仕事環境を見直すことでも疲労度は変わってくるでしょう。日頃の負担を軽減するきっかけとして、テレワークの方法を見直してみてはいかがでしょうか。

(Nao Kiyota)

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