清原和博が明かしたあの名将の「チームと選手を伸ばす一流叱り術」とは?

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清原和博が明かしたあの名将の「チームと選手を伸ばす一流叱り術」とは?

 元プロ野球選手、現在はユーチューバーとしても活躍している片岡篤史氏のYouTubeチャンネル〈片岡篤史チャンネル〉に清原和博氏が出演した7月12日投稿回。かつて常勝球団であった西武ライオンズの森祇昌監督(当時)の“チーム・選手を伸ばす叱り術”が明かされた。

 同回は、清原氏が監督、コーチになるなら、どう選手に対応していくかをPL学園時代の後輩である片岡氏が訊ねる内容だった。

「もし清原さんが2軍監督になったらどんなふうにします?」

 この片岡氏の質問に、

「放牧やろね」

 と端的に答えた清原氏。自身、ルーキーイヤーに打率3割4厘、本塁打31本打てたのは、球団を通して「清原に触れるな」とのお達しが出たからで、変に改造されることがなかったからだと解釈しているようだ。

「1番危険なのは、YouTube見てる視聴者に言いたいんだけど、(監督やコーチは)同じ打ち方を選手に共有させてほしくない」

 つまり、身長、体型も違うことから、全選手に適用される打ち方はなく、バットが遠回りしないようにといった最低限のこと以外は、ダメも出さず、良いところを伸ばすよう努力すると清原氏は主張した。

 そんな中、清原氏が西武ライオンズに入団した1986年から監督として采配を振り始めた森祇昌監督に話が及んだ。清原氏が監督室に呼ばれた時のこと。清原氏のみならず打線も低迷していたそうで、何を言われるのかとビクビクして監督室を訪れた清原氏に言った森監督の言葉は、「今日ちょっとミーティングでお前の事叱るから、お前ふて腐れんなよ」だったそうだ。

 結果、全体ミーティングで清原が怒られていることから、チームがピリッとしたと振り返った。前振りナシで叱られていたらふて腐れていただろうとの清原氏に、片岡氏から「清原さんも監督になったらそうします?」と問われ、「するやろね」と答えたのだった。

 その森氏は監督として在籍した9年間で、リーグ優勝8回、日本一5回という驚異的な結果を残している。当時は清原氏、秋山幸二氏の「AK砲」全盛期。選手に恵まれたこともあるだろうが、たぐいまれなる名将であったことは間違いない。名将は叱り方も一流で、またそれが伝播していくものだと感じ入った。

(ユーチューブライター・所ひで)

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