日本人の8割は自分の声が嫌い!?「声優能力検定」で声の技術を磨くメリット (1/2ページ)

Asagei Biz

写真はイメージです
写真はイメージです

 突然ですが、読者の皆さんは自分の「声」をどう思っていますか。

 音声心理学者の山崎広子さんの調査によれば、実に日本人の約8割の人が自分の声を嫌っているそうです。

 確かに、自分の声を録音して実際に聞いてみると、「あれ? こんな声なんだ‥‥」と、違和感を覚えることはありますよね。

 しかし、そうした生まれながらの声質を嘆く必要はありません。なぜなら、相手に伝わる声は、発声や滑舌、声のトーンなど、話し方を変えるだけでだいぶ印象が違ってくるからです。

 そこで今回、ご紹介するのは「声優能力検定」。声優としての能力、すなわち「しゃべりのプロ」としての能力が身につく検定です。

 この検定は、バラエティー番組をはじめ数々のメディアで紹介され、芸能人ではお笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号の田村淳さん、タレントの西村知美さんといった方々も取得しています。

 それでは例題を見てみましょう。

〈問1〉滑舌のテストです。次の早口言葉をかまずに3回連続で言ってみてください。「菊栗、菊栗、三菊栗、合わせて菊栗、六菊栗」

〈問2〉演技力のテストです。いつもパワハラしてくる上司に怒りをぶつけるつもりで次のセリフをしゃべってください。「やられたら、やり返す。倍返しだ!」

 試験は実技のみ。スマホで受験専用サイトにアクセスし、滑舌や朗読の課題をこなして録音データをサーバーにアップ。それをもとに合否が判定されます。検定のランクは5級から1級まであり、2000円(5級)から受験できます。

 私もテレビやラジオに出演した時、番組MCやアナウンサーのトークを生で聞くと「やっぱりプロはすごいな」と感心させられるものです。もともとの声質のよさもありますが、やはり発声法や緩急のつけ方、間の取り方など、しゃべりの技術によるところが大きいのではないでしょうか。

 例えば、私の地元・富山県の先輩にもラジオパーソナリティをされている方がいるのですが、この方はふだん話す時はいたって普通の話し方ですし、お互いに方言で話したりもします。しかし、ひとたび本番になると、瞬時にプロのしゃべり方に切り替わります。

「日本人の8割は自分の声が嫌い!?「声優能力検定」で声の技術を磨くメリット」のページです。デイリーニュースオンラインは、声優能力検定この資格でナンボ稼げる?西村知美田村淳マネーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る