笠井信輔「悪性リンパ腫」のステージを秘密にした理由と闘病生活を語る (1/2ページ)

アサ芸プラス

笠井信輔「悪性リンパ腫」のステージを秘密にした理由と闘病生活を語る

テリー でも、ステージIVっていう情報は、あまり出てなかったですよね。まったく知らなかったです。

笠井 それは僕と妻と長男の秘密にしてたんです。

テリー あ、そうなんだ。

笠井 息子は3人いるんですけど、弟2人にも、僕の両親にも言いませんでした。

テリー どうしてですか。

笠井 ステージIVと聞くと、なんとなく「もうダメか」と思われるのではないかと‥‥。それが嫌だったんです。僕は絶対に戻ってくるつもりでしたから。

テリー 確かに自分は闘うつもりなのに、周りが諦めてたら嫌ですよね。

笠井 あと、やっぱりテレビってどうしても印象のメディアですから。どんなに説明しても、発表すると「ステージIV」という言葉だけが悪いほうに独り歩きしてしまうのではないかと思いました。ですから病名とか、細かい情報はいろいろお伝えしましたけれど、退院して完全寛解するまで「ステージIV」は内緒にしようと。

テリー そうか、だから知らなかったのか。言われてみれば、入院中もブログやインスタで情報を発信されていて、「笠井さん、思ったより元気そうだな」って印象でしたよね。でも、治療は大変だったんですよね。

笠井 そうですね。悪性リンパ腫は、がん細胞が血液の中を循環してますから、手術ができなくて、抗がん剤治療など化学療法しかないそうです。しかも僕の場合は、1回につき24時間、5日間連続で抗がん剤を投与するのがひとつの単位で、入院をしてそれを6回やったんですけど、これがあまりないパターンなんです。普通は1回につき3時間を1泊2日で投与するとか、通院でやる方が多いですから。

テリー ということは、かなり体に負担がかかる。

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