渡邉美樹 経営者は「どういう未来を見れるか」が重要 (1/2ページ)

アサ芸プラス

渡邉美樹 経営者は「どういう未来を見れるか」が重要

テリー 渡邉さんみたいな天才的な経営者はいいけど普通の人はどうしたらいいんですか。焼肉がいいから「じゃあ、焼肉屋に変えよう」って、できませんよね。

渡邉 この前出版した「コロナの明日へ」という本にも書いたんですけど、今回の川を越えられるかは、その人にしかわからないんですよね。「はい、ここから跳んで」って言った時に、人間って不思議なことに、跳べるかどうかを瞬時に全部計算してるんです。

テリー あぁ、確かに。

渡邉 で、その答えって実は正しいんですよ。だから経営者も、この川が跳べるかどうかは、勘で判断するのがいちばんいいと思います。跳べないと思ったら無理しないことだし、跳べると思ったらチャレンジすればいい。

テリー その本、僕も読みましたけど、この状況で苦しんでる経営者に贈る提言ですよね。

渡邉 僕がいちばん書きたかったのは、先ほども言ったように、とにかく経営は「前提」なんです。だから「コロナがなければ」とか「国がこうしてくれれば」というのは関係ない。

テリー まぁ、コロナも国の対応も、それが前提ですから文句を言っててもしょうがない。それを前提に考えるしかないってことですよね。

渡邉 そうですね。僕が思う経営者って「どういう未来を見れるか」なんですよ。この現実はみんな同じです。でも、そこから「もうダメだ」という未来を見るのか、「最高のチャンスだ」という未来を見るのかで、未来はまったく変わってきます。で、未来を見る力は人それぞれですから。その力が僕は経営力そのものだと思いますね。

テリー だけど、普通は「冗談じゃない!」って言いたくなるじゃないですか。例えばコロナに対する国や東京都の動きにしたって。

渡邉 あ、それは全然ダメですよ。

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