霊の姿が見えるかも?日本神話にも描かれた不吉な「ひとつ火」とは? (1/2ページ)

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霊の姿が見えるかも?日本神話にも描かれた不吉な「ひとつ火」とは?

あなたは霊の姿を見てみたいと思ったことがありますか?もしくは、見る方法があるのなら試してみたいと思いますか?この記事では、日本に古来より伝わるあの世との交信方法をお伝えします。

この方法は日本神話でも語られており、今でもその風習の名残が色々なシーンで見られるのです。

不吉な「ひとつ火」

黄泉国に続くとされる島根県八束郡東出雲町にある黄泉比良坂(よもつひらさか)伝説の地。

結論からお伝えします。その方法とは「ひとつ火を灯す」ことで可能になります。

例えば、夏の夜に何人かで集まって怪談話をしているシーンを思い浮かべてみてください。部屋を暗くして円座になり、その中の一人が怪談話を始める、そんな風景です。この時にロウソクを一本立て、そこに火を灯していたりしますよね。その名が示す通り、一つだけ火を灯すことで「ひとつ火」となります。

日本神話では、死後の世界として「黄泉国(よみのくに)」が登場します。日本の神様の一柱である「イザナミ」は、火の神様を生んだ時に酷い火傷を負い亡くなってしまいました。

イザナミのパートナーである「イザナギ」はその死を深く悲しみ、イザナミを連れ戻すために黄泉国を訪れます。そして真っ暗闇の中、イザナミの姿を確認しようとイザナギは「ひとつ火」を灯し、辺りを照らしました。

すると、腐敗が進んで変わり果てたイザナミの姿が目の前に現れました。イザナミは黄泉国の怨霊となっていたのです。そして、醜い姿を見られたイザナミは怒りくるい、逃げるイザナギを追いかけてきたのです。

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