目のお悩みを60秒で解消!?「視力回復」アイトレーニング入門 (2/5ページ)

日刊大衆

毛様筋は不随意筋といって、自分の意志で直接動かすことができない筋肉です。しかし、このトレーニング法で遠くを見れば毛様筋は緩み、近くを見れば伸びるわけです。このトレーニングを繰り返すことで、ちょうど、ウォーキングによって足腰が鍛えられるように、加齢などで弱った目の毛様筋を動かし、固まりかけた水晶体も動かすことができるんです」

 この鍛錬法では、鉛筆の代わりに手の指を立てて、その指先を見るなどしても構わない。また、近視で、ふだん眼鏡をかけている人は、かけたまま行うのがいいという。近視の人が裸眼でやると、もともと近くにピントが合っている眼なので、訓練にならないから――というのがその理由だ。

 仕事で外を歩いている最中などに、近くと遠くの鉄塔や山などを交互に見たり、電車の中では近くにいる人と、隣の車両の人を繰り返し見比べるなど、ふだんの生活の中で応用も効くので、思いついたときに、すぐ実行しよう。

 また、指先と遠くの対象物は、目と目との間の一直線上に並ぶようにするのがポイントだという。

「キョロキョロ眼を動かすと、最悪の場合、網膜剥離になってしまう可能性もあるからです。上下左右に動かす場合は、ゆっくりとやってください」(前同)

 なお、福与氏は現在68歳だが、軽い老眼の症状があるだけで、これまで眼鏡をかけたことがないという。さらに視力は両眼とも1.0を保っているというから、このトレーニングの老眼予防、視力回復効果は折り紙つきだ。ぜひ実践してみてほしい。

■眼球ぐるぐるトレーニングも

 次に登場する奥山公道氏(医学博士)は、東京都世田谷区の『奥ノ山医院』院長で、『目に効くトレーニング! 3Dブックマジカル』(大創出版)という著書もある近視矯正手術のパイオニア。そんな奥山氏が前出の眼トレーニングと合わせてやれば、よりベターというのが、「眼球ぐるぐるトレーニング」だ。この運動のポイントは頭を動かさず、眼球だけを回すこと。やり方は、左の写真を見てもらいたい。片方の手の指先を顔の近くに立て、まず時計回りに「右斜め上」→「右横」→「右斜め下」→「真下」→「左斜め下」→「左横」→「左斜め上」→「真上」の8点を、順に1秒ずつ凝視。

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