“インスタ映え”しなくても「茶色メシ」は悪じゃない?

アサジョ

“インスタ映え”しなくても「茶色メシ」は悪じゃない?

“インスタ映え”とは真逆にある「茶色メシ」。Instagramに投稿するときも、見栄えがしないことから「今日は茶色一色でごめんなさい」などと謙遜の文言が添えられることもあり、罪悪感すら覚える人もいるようです。でも実際には、みんな茶色メシが好きなのかもしれません。例えば、こんな調査結果があります。

 ぱど人と街研究所が2017年にまとめた調査レポート『みんなの意識調査 第4弾“ごちそう篇”』の中で、「ごちそうのメニューのイメージ」を自由回答で聞いた結果を見ると、「ステーキ」「寿司」「焼肉」「すき焼き」などが多く、寿司以外は茶色メシそのものですね。

 また、マイボイスコムが2019年12月に実施した『和食』に関するインターネット調査によると、好きな和食メニューは、「寿司」が81.3%、「刺身」「天ぷら」「うどん、そば」が各70%台。男性では「うなぎ」「とんかつ」、女性では「煮物」「炊き込みご飯、まぜご飯」の比率が高かったとか。天ぷら、うなぎ、とんかつ、煮物、炊き込みご飯、とんかつ、唐揚げなど、茶色メシばかりでした。

 Instagramでは「#茶色めし」のハッシュタグがあり、ステーキや餃子、牛丼などの投稿が多く見られますし、調査結果からも茶色メシは日本人の“食の王道”なのかもしれませんね。

 東京カラーズ代表取締役で日本色彩学会正会員である桜井輝子さん監修「色の教科書」(学研プラス刊)によれば、茶色は他の色を引き立てて高級感を演出するそうです。食べ物の種類も多いので安心して食べることができ、食欲をそそる赤やオレンジを暗くした色が茶色ということもあり、食欲にも関係しているそうですよ。

 茶色メシは、決してさげすむ必要のないメニュー。今後は、堂々とSNS投稿してはいかがでしょうか。

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