齋藤飛鳥「アンダー常連組」からグループのエースへ上り詰めた成長ストーリー【アイドルセンター論】 (3/3ページ)

日刊大衆

生田絵梨花深川麻衣など復帰や卒業といった何かしらのタイミングでのセンター起用は過去にもあったが、齋藤は19th『いつかできるから今日できる』、21st『ジコチューで行こう!』、23rd『Sing Out!』とセンター経験を重ねたことで、次世代のエースと言われるようになった。

 アイドルとして順調なキャリアを歩んでいくなかで齋藤は俳優業の活動も目立ち始める。2016年にドラマ『少女のみる夢』(テレビ朝日系)で星野みなみととみにW主演を果たし、2018年10月には映画『あの頃、君を追いかけた』ではヒロインとして好演を見せると、2020年放送のドラマ『映像研には手を出すな!』で齋藤とは正反対の役回りを演じきり、アイドルからは逸脱した俳優としての表現にも磨きをかけている。

 乃木坂46に加入した当初は末っ子ということもありグループを引っ張るというイメージはなかったが、現在では3期生、4期生の加入で年下メンバーも加入したことで、内向的だった齋藤が先輩として後輩をフォローする場面も多く見られ、パフォーマンス面だけではなく精神面での成長も垣間見られる。当人にとっては大きな重荷になってしまうかもれないが、今後の乃木坂46の道筋を作っていくのは間違いなく彼女だということを再確認させられた。

そして、乃木坂46のトップランナーに上り詰めた齋藤は、乃木坂46の海外展開には欠かせない重要な役割を期待されることになる。

(文=川崎龍也)

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