野村克也、王貞治、長嶋茂雄…プロ野球レジェンド「元気になる」超・珍・名言 (5/5ページ)

日刊大衆

「落合さんはカネやん(金田正一氏)と過去にひと悶着あって、それを理由に、〈俺は名球会が大嫌いだから、1999本で引退してやる〉って言ってたんです。後年、本当に入会を拒否したんだから、すごいですよ」

 その金田さんも400勝を挙げたレジェンドだが、監督時代にはこんな一面も。

「監督としてのカネやんは、選手の名前をろくに覚えていない人だったから、たびたび〈ピッチャーあいつ!キャッチャーこいつ!〉って指さして交代を伝えていましたよ(笑)」(愛甲氏)

 愛甲氏は、千葉ロッテの監督と選手との、こんな“珍場面”も目撃している。

「逆転のチャンスでベンチにいた宇野勝さんが、〈ここは宇野しかいねぇだろ!〉って叫んでベンチの前で仁王立ちしたんだよ。それだけでもビックリだけど、それを見た監督の八木沢荘六さんが〈代打……佐藤(幸彦)〉って。あれは完全に漫才だったね(笑)。

■ダンカン感動の六甲おろし!

 熱狂的な虎党であるダンカン氏は、甲子園での一幕が忘れられないという。

「01年8月29日の巨人戦で、広澤克実さんが決勝打を放ったんです。ファンとの公約で“次にサヨナラ打を打ったら六甲おろしを歌う”と言っていて、その日はサヨナラではなかったんですが、お立ち台に上った広澤選手が〈さあ、みなさん一緒に歌いましょう〉ってね。あの六甲おろしの大合唱は、感動したね……」

 常に厳しい勝負の世界に身を置く選手たち。松村さんは、王氏の次の言葉こそ至言だと話す。

〈努力したのに結果が出なかったというのは、努力が足りなかったということ〉

 なんとも厳しい言葉だ。

「僕も芸人として王さんのこの言葉は身にしみますね。2021年は、この言葉を一年のテーマにしていこうと思います」(松村氏)

 ただ、松村さんは王氏の〈モリモリ食べれば、なれるよ〉も捨て難いと話す。

「ボンカレーのCMで、子どもたちに“どうすれば王さんみたいになれるの?”と聞かれた王さんのセリフです。今年一年のテーマなら、こっちのほうがやれる自信ありますかね(笑)」

 勝負師たちの言葉は、どれも心に突き刺さる――。

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