選抜制度を取った乃木坂46、選抜制度を取らなかった日向坂46、改名して新たな方向に進む櫻坂46…坂道にとっての選抜とは? (2/2ページ)

日刊大衆

センター平手友梨奈を中心にひとつになって突き進むスタイルは、中高生からの熱い支持を集め、グループ全体を応援するファン=箱推しを多く産んだ。ただ、センターは平手固定で、選抜総選挙のようにファンの声を反映するイベントも行なわなかった結果、平手の負担は大きくなり、その一方で他メンバーのやりがいが削がれてしまった感もある。

 そこで2019年9月に9thシングルで選抜制度を導入することが発表された。そこで2期生を含めた26人から17人が選ばれたのだが、ファンやメンバーの反発も大きく、シングルのリリースが中止に。さらに平手が翌年1月にグループを脱退。同年10月よりグループ名を櫻坂46に改名し、新たな道を歩み出した。最新シングル『Nobody's fault』では2期生の森田ひかるがセンター。カップリングではほかの2期生がセンターに立つなど、今後の展開が気になるところだ。

 欅坂46の姉妹グループとして誕生したけやき坂46(現日向坂46)。当初は欅坂の2期生として活動する構想もあったと聞くが、結果としてまったく別のグループになった。こちらも選抜制度は取っていない。センターは小坂菜緒が立つことが多いが、ほかのメンバーになることもあり、そこまで固定されていないように感じる。またメンバー同士の仲もいい。そういった明るく楽しいアイドル像がいまの時代にマッチして、メディアから引っ張りだこになっている。

(EX大衆2021年2月号「アイドルにとって選抜とは何かを考える」坂道シリーズ)取材・文●関根弘康

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