もしもに備える「巨大地震警戒エリア」最新MAP (1/2ページ)

日刊大衆

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 緊急事態宣言下の日本で、またもや大地震の恐怖が我々の脳裏に蘇った。

「2月13日、午後11時過ぎ、福島県沖を震源とする最大震度6強、マグニチュード7.3の地震が発生。幸い犠牲者は出ませんでしたが、大規模な停電や住宅損傷、東北新幹線が10日以上運休になるなどの被害が出ました」(全国紙社会部記者)

 くしくも、来月には2011年の東日本大震災から10年を迎えるという節目のタイミング。日本が“地震大国”であることを思い出させる大地震だったことは間違いない。

 そもそも地震は、地下に存在する「プレート」と呼ばれる岩盤が、長い年月をかけてせめぎ合い、ズレが生じることで発生する。

「日本列島の地下には、太平洋プレート、フィリピン海プレート、ユーラシアプレート、北米プレートという4つのプレートの境界が存在しています。日本が地震大国なのは、これが理由です」(科学誌ライター)

 今回の地震も東日本大震災の余震との見方もあるが、武蔵野学院大学特任教授(地震学)の島村英紀氏は、「今回は、震源地が東日本大震災の本震から西に外れているので、余震ではないと考えています」と前置きしつつ、こう警鐘を鳴らす。

「地震というのは、それぞれ“住みか”があり、それぞれが常に張り合っているようなもの。ただ、東日本大震災が起きたことで、張り合っていた地震同士のバランスを取っていた“留め金”が外れ、地震が起きやすくなっている状態になったと考えられます」

 事実、2011年以降、全国各地で最大震度5を超えるような大地震が数多く起こっている。

「気象庁は2月13日の地震を受け、今後も大きな余震のおそれがあると発表しています。ただ、警戒すべきは東北の人たちだけではありません。今回の地震をきっかけに、日本中の人々が大地震の危機にさらされていると認識すべきです」(前出のライター)

 特に、我々が警戒すべき地震それは、やはり南海トラフ、そして首都直下型の2大巨大地震だろう。

■“地震の目”は宮崎県沖?

 まず、今後30年以内の発生確率が最大80%といわれる南海トラフ地震だ。

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