アイドルグループの「バラエティ班」なき時代で日向坂46加藤史帆が芸人にハマる訳 (1/2ページ)

日刊大衆

※画像は日向坂46『ソンナコトナイヨ(通常盤)(特典なし)』より
※画像は日向坂46『ソンナコトナイヨ(通常盤)(特典なし)』より

テレビの中の女たちvol.49 加藤史帆

 かつて、アイドルグループには「バラエティ班」と呼ばれるメンバーがいた。「かつて」は言い過ぎかもしれないけれど、そう書きたくなるのは、もはやそういう役割分担があまりないような気がするからだ。

 グループ全員が何らかの形でバラエティ対応可。以前であれば「清純派」と呼ばれたメンバーも、「清純派」というキャラでバラエティ的な振る舞いをする。それが当たり前になる中で、単にグループの中心メンバーがバラエティに多く出る状況になっている。あるいは、バラエティ的な対応力の高いメンバーがグループの中心やそれに近いところに来る場合が多いのかもしれない。

 もちろん、そんな中にあっても、バラエティ番組で特別な活躍を見せるアイドルはいる。たとえば、日向坂46の加藤史帆だ。

 彼女たちの冠番組『日向坂で会いましょう』(テレビ東京系)が放送されていない地域に住んでいる私は、グループ全体の中での加藤の立ち位置がちょっとよくわからない。噂によると、グループ全体がバラエティ番組への対応力を兼ね備えているとも聞く。けれど、1人あるいは少人数でバラエティ番組に出演している加藤の言葉は、しばしば私の耳には留まってしまう。

 以前、かまいたちがMCを務める番組『かまいガチ』(テレビ朝日系)に、加藤がリーダーの佐々木久美と一緒に出演したときのこと(2020年12月21日)。

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