ウサギと何か関係が?4月の旧称・卯月(うづき)の由来。4月の別名もいろいろ紹介 (1/4ページ)
歳をとるたび一年の早さを実感するもので、つい先日お正月が来たかと思ったら、もう1/4が……などという会話があちこちで聞かれます。
さて、そんなこんなでもう4月。新年度の始まりですが、かつては4月を卯月(うづき)と呼んでいました。
干支の卯年(うどし)などと言うように、卯とはウサギを意味しますが、それが4月とどう関係があるのでしょうか。
そこで今回は、4月の旧称・卯月の由来について紹介したいと思います。
清和月、麦秋、孟夏……4月の別名いろいろ先ほど、干支の卯(う。ウサギ)と関係あると言いましたが、干支を頭から数えていくと、子(ね)、丑(うし)、寅(とら)……そして卯は4番目。
一年間で「4番目の月」だから卯月、という説はよく知られるところですが、他にも卯花(うのはな。ウツギの木の花)が咲くからとも言われています。
卯の花は旧暦4月(現代のだいたい5月)ごろに咲き、初夏の風物詩として、平安時代の随筆『枕草子(作:清少納言)』にも言及されるなど、古くから愛されて来ました。