騙されるな!「コロナ便乗犯罪」最前線(3)"協力金サポート”を名乗って… (1/2ページ)

Asagei Biz

写真はイメージです
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 コロナ禍で通常どおりの営業ができずに涙を飲んでいる飲食業界を見てみれば─。

 東京都は緊急事態宣言の発令に伴い、営業時間短縮などの要請に応じた飲食店に協力金を支給。その額は1日1店舗あたり6万円。1月8日から3月7日までの約2カ月分だけでも354万円となる。

 都内で居酒屋を経営する店主を訪ねると、こんな話を切り出した。

「1月分の186万円については2月22日の受付開始日に申請しました。ところが3月下旬になっても、いっこうに指定口座に振り込まれない。去年の協力金は割と入金が早かったこともあって、不安を感じていたら、いきなり知らない番号から着信があったんです」

 ディスプレイには電話帳に登録されていない携帯番号が表示されていたが、電話の主は「協力金サポート事務所のスタッフ」を名乗った上で、

「書類に不備があるので書き直してほしい」

「指定の私書箱に住民票、免許証のコピーを添えて郵送してほしい」

 と、一方的に告げてきたという。

「電話の男は『とにかく急いでほしい』と繰り返していました。修正が間に合わないと申請が通らないと言うんです。協力金がパーになったら一大事。

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