ベテラン福留が"救世主"に見えてきた中日貧打線の内幕 (1/2ページ)

Asagei Biz

福留孝介
福留孝介

 ベテランが打線改造のカギを握りそうだ。チーム打率2割1分5厘、総本塁打数3は、ともにリーグワースト(15日時点)。4月14日の巨人戦では、今月44歳になる福留孝介を「2番右翼」で使う攻撃的打順を組んだが、惨敗。4番A・マルティネスの一発による1点しかもぎ取れなかった。

「打線が機能しない弱点はオープン戦の時から指摘されていました。ペナントレースが始まっても主力選手の調子が上がってこないのが敗因です」(名古屋在住記者)

 打線の低迷ぶりは今に始まった話ではない。昨季も総本塁打数70、チーム総得点429は12球団ワースト。春季キャンプにOB・立浪和義氏を臨時コーチに招くなど若手の底上げにつとめたが、効果は出ていない。しかし、首脳陣にも不振の原因はある。

「開幕戦のような試合展開を目指していたはず。中日首脳陣が着目していたのはチーム打率や本塁打数ではなく、『盗塁』でした。昨年の盗塁数は僅か33(リーグ5位)。走れる選手もいるので、機動力を使って相手チームにプレッシャーを掛けていく野球を目指していましたが」(同前)

 開幕戦は4点ビハインドをひっくり返しての逆転勝利だった。反撃のきっかけを作ったのは福留。代打出場し、四球を選んで代走・高松渡内野手が盗塁を決め、広島バッテリーを揺さぶってみせた。

 14日までの中日の盗塁数は10。

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