“透明マスク”に賛否! 飲食店への導入はアリ? ナシ?
新型コロナウイルスの感染拡大で、今や外出時にマスクは必須となっているが、衛生用品の大手『ユニ・チャーム』が〝透明で表情がわかる〟マスクを発売。ネット上で話題になっている。
4月27日より、同社の直販サイト『ユニ・チャーム ダイレクトショップ』で受注が開始されたのは、マスクをしながらでも、透明なデザインにより口元や顔の表情が視認できる『unicharm 顔がみえマスク』。曇り止め加工した透明フィルムを採用することで、顔の80%が視認できるというデザインが特徴になっている。受注期間は5月14日までで、価格は1枚1480円。発送は5月28日から6月30日まで順次行われるというが、好評につき、完売となっている。
しかし、透明なフィルムで口元を覆うマスクの登場に、見慣れないこともあるのかネット上では
《これは普通の人は使わないだろうね。あまりにもかさばるし、見た目も…》
《口の動きが見えた方が良い場所では重宝されると思うけど、一般の人が日常的に使うイメージがない。長時間付けっぱなしだと飛沫や汚れが付いているのが見えちゃいそうだし》
《なんかえらいインパクトのあるマスクだね。全面フィルムだけど、通気性はどうなってるのか気になる》
《見栄えにちょっと抵抗あるな。口元が強調されて恥ずかしい》
などと、違和感を抱く声が続出している。
『顔がみえマスク』は一般向けではない?同社はこのマスクについて「マスクの装着が口元や表情によってコミュニケーションをとることが多い、聴覚障がいがある方や言語障がいがある方にとって切実な問題となっていることを背景に、『超立体マスク』や『超快適マスク』の技術を結集して、口元や表情がみえずコミュニケーションに不安を抱えている方に向けて発売した」と説明していることから、そもそもが、一般向けのマスクではないようだ。
「聴覚障がい者などの使用を前提としているようですが、これは飲食店でもかなり使えそうです。特に接待を伴う店などでは、女性の顔が隠れて客から不評なことから、導入を検討しているという話も聞こえてきます。もしかしたら、思わぬ需要があるかもしれません」(消費アドバイザー)
最近では、コロナ禍でマスクをした顔しか見たことがない同僚たちから、勝手に〝美人扱い〟され、マスクを外すに外せないというOLの悲痛な声も広がっているという。
思い切ってこんなマスクを導入してみれば、マスクを外したときに相手をガッカリさせることもなくなるかもしれない。
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