変異株猛威でも1日最大300人の「待機違反」発覚!ユルユル水際対策に非難 (1/2ページ)

Asagei Biz

変異株猛威でも1日最大300人の「待機違反」発覚!ユルユル水際対策に非難
変異株猛威でも1日最大300人の「待機違反」発覚!ユルユル水際対策に非難

 感染症問題に詳しいジャーナリストが怒りを込めて言う。

「台湾などの成功例を見ても、水際対策がいかに重要かがわるはずですが、日本は相変わらず入国審査もユルユルで、自宅隔離にも強制力がない。結果、こんなザル状態が変異株入り放題の状況を作りだすことになってしまったんです」

 政府はこれまで、健康状態や位置情報について、毎日報告することを条件に帰国者の自宅やホテルでの14日間自主隔離を認めていた。ところが12日、自民党の外交部会などの合同会議で、海外から帰国後、保健所に位置情報を報告しなかったり、自主隔離の場所から離れたりする人が4月には、1日最大約300人いたことが明らかになった。

 前出のジャーナリストが続ける。

「単純計算して1日最大300人の違反者なら、1週間で2000人以上違反者がいた可能性があるということ。帰国者はスマホのアプリやメールを使い、毎日の位置情報や健康状態を報告するとして、入国時に誓約書にサインしているため、政府対策本部としては今後、誓約書に違反したとして、氏名公表の可能性がある旨の警告メールを送付、また、委託業者が待機場所の自宅などを訪れて、所在を確認するとしています。ただ、移動の自由は憲法で保障されているため、罰則を設けることは難しいため、たとえ誓約書に違反しても、懲役や罰金などの罰則を科すことはできません。

「変異株猛威でも1日最大300人の「待機違反」発覚!ユルユル水際対策に非難」のページです。デイリーニュースオンラインは、水際対策入国審査変異株感染症社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る