フランスIKEAが従業員への“スパイ行為”で有罪判決、その驚くべき中身とは (1/3ページ)

Asagei Biz

フランスIKEAが従業員への“スパイ行為”で有罪判決、その驚くべき中身とは
フランスIKEAが従業員への“スパイ行為”で有罪判決、その驚くべき中身とは

 海外ニュースが伝えたところによると、フランス・ベルサイユの裁判所は6月15日、イケアのフランス法人が従業員の個人情報を不正に利用したとして、法人に約1億3300円万円の罰金、元CEOに禁固2年、罰金約660万円の執行猶予付き判決を下したという。

 元CEOは公判の中で「不正行為は一切行っていない」と主張していたというが、この事件、「個人情報の不正利用」と聞けばまだ穏健なイメージが浮かぶが、もう少し中身を見てみればかなりのドロドロで、一言で言えば従業員をスパイで見張っていたという。

「事の発端は12年のこと。フランスのとある地方店舗に勤める従業員が、社員や採用予定者、顧客に関する数十ものファイルがパソコン内にあるのを見つけたことにあります。そこには、それらの人物の犯罪歴や家族関係、経済・健康問題なども細かく記録されていたそうです」(経済ジャーナリスト)

 この店舗には10年に組合によるストライキがあって以来、会社から目を付けられていた社員がいて、会社としてはその動向を伺っていた。興信所を使って社員の行動確認をするといったことは、あまり表沙汰にはならないものの、実際のところ企業社会の裏面として、ない話ではない。

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