「すれ違っただけで感染」のデルタ株急増!「2万人開会式」で未曾有の事態に (1/2ページ)

Asagei Biz

「すれ違っただけで感染」のデルタ株急増!「2万人開会式」で未曾有の事態に
「すれ違っただけで感染」のデルタ株急増!「2万人開会式」で未曾有の事態に

 東京五輪の大会組織委員会と政府、IOCなどの代表者による5者協議が21日開かれ、五輪観客数の上限を会場定員の50%以内で最大1万人とすることが決定。さらに、7月23日に国立競技場で行われる開会式では、一般観客1万人に加え、大会関係者用の〝特別枠〟を1万人追加し、全体の入場者数を2万人とすることを検討していることが明らかになった。 

 この発表に対し、スポーツ紙記者が呆れた顔で言う。

「少し前まであれだけ『人流』や『三密』を避ける!と公言していたのに、ワクチン接種が進むにつれ、無観客でという議論がどこかへ吹っ飛んでしまった。で、蓋を開けてみると、観客1万人という数字が出て、今度は開会式で2万人の入場を可能に、というんですからね。1万人でも相当な密状態。それを倍にするのなどバカげているにもほどがある。結局は大会組織委員会や政府が、五輪貴族と呼ばれるVIPやスポンサーへ忖度しているということに他ならない。残念ですが、これでさらに国民の五輪離れの気持ちが強くなったことは間違いないでしょうね」

 というのも、ワクチン接種が続く海外でも、いまだ感染力が強く重篤化が懸念される変異ウィルスによる感染が収まっていないからだ。医療ジャーナリストが語る。

「感染することでワクチン効果を弱め、重篤度が増す可能性がある変異ウイルスといわれるのが、イギリス由来の『アルファ株』、南アフリカ由来の『ベータ株』、ブラジル由来の『ガンマ株』、そしてインド由来の『デルタ株』の4つ。なかでも、デルタ株はすれ違っただけで感染すると言われるほど、すさまじい感染力を持つとされています。

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