『大江戸温泉物語』18年の歴史に終止符! 閉館を惜しむ全国のオタクたち

まいじつ

『大江戸温泉物語』18年の歴史に終止符! 閉館を惜しむ全国のオタクたち

オタクたちの憩いの場になっていた『東京お台場 大江戸温泉物語』が、9月5日で閉館すると発表され、ネット上では悲しみの声が相次いでいる。

同施設は江戸情緒の中でゆったりと温泉を楽しめるテーマパークとして、2003年3月に開業。18年間にわたりお台場のランドマークとして人気を集めている。また、毎年8月と12月に近くの東京国際展示場で開催される『コミックマーケット』の帰りに、オタクたちが訪れる場所としても親しまれていた。年間の来場者数は約100万人にものぼる人気施設となっている。

しかし6月23日、運営会社が公式ホームページで閉館を発表。この報告に、全国のオタクからは

《思い出たくさんあるなぁ。みんなが浴衣着て、店を回ったり、お酒飲んだり、ちょっと江戸時代にタイムスリップしたような気分を味わえて、ほんと好きな場所でした》
《刀剣乱舞とコラボしてたとき、1万8000円も散在したのは今となってはいい思い出。閉館は寂しいなぁ》
《コミケの時にお世話になったな。ちょっと値段が高いけど割引券を使うと安くなるんだよね》
《大江戸温泉物語、いろんなコラボでお世話になったので悲しい…。アニメ好きなら一度は行ったことあるでしょうね》

などと、閉館を惜しむ声が相次いでいる。

『大江戸温泉物語』閉館は東京都のせい?

「大江戸温泉物語は東京都と〝事業用定期借地権設定契約〟を結んでおり、これが今年12月に期限を迎えるのが閉館の理由だそうです。契約の最長期間は20年で、延長は認められていないのですが、再契約が認められれば営業を続けることは可能です。運営会社は再契約を望んでいたのですが、交渉は決裂してしまいました。大江戸温泉は集客力も高く、人気の施設だっただけに、小池百合子都知事には時代に合った裁量でなんとかしてもらいたかったのですが…」(漫画好きの時事ライター)

小池知事は2018年に、豊洲市場に建設を予定していた〝千客万来施設〟運営事業者の万葉倶楽部とバトルを繰り広げ、同社の社長が怒りの告発をしたのは記憶に新しいところ。同施設は豊洲市場の開業延期に加えて、小池知事が築地市場跡地を「食のテーマパーク」として再開発する基本方針を示し、着工は延びに延び、いまだにオープンにいたっていない。

大江戸温泉物語が、どのような理由で再契約が認められなかったのかは不明だ。しかし、万葉倶楽部とのトラブル時のように、単なる思いつきの計画でかなわなかったのだとしたら、ファンにとってはさみしい限りだろう。

【画像】

Marcos Mesa Sam Wordley / Shutterstock

「『大江戸温泉物語』18年の歴史に終止符! 閉館を惜しむ全国のオタクたち」のページです。デイリーニュースオンラインは、ファン困惑小池百合子公共施設オタク東京都エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る