岩本蓮加、筒井あやめ、金川紗耶の個人PVを手がけた作家「吉川エリ」の手法【乃木坂46「個人PVという実験場」第19回4/4 (2/4ページ)
吉川特有のゆるやかな雰囲気とポップさは、すでに「ちょこれ~の!」で存分に発揮されているが、つづく岩本蓮加の個人PV「れんかのおうえんか!」以降、手作り感のある美術・小道具をますます効果的に用いて画面を彩りながら、個人PVの中に自身の持ち味を刻みつけていく。
https://www.youtube.com/watch?v=8JWRPQwHO-E
(※岩本蓮加個人PV「れんかのおうえんか!」予告編)
楽曲の世界観と演者の姿をポップな色付けで際立たせてゆくスタイルは、一貫して吉川が得意とするところだ。たとえば、吉川が監督したコレサワ「Day by Day」MV(2020年)などにも、すぐれてキュートな世界観を作り込んでゆく手際がうかがえる。こうした作品をみるとき、彼女が乃木坂46の映像コンテンツにおいても、さらに広い役割を担っていくことへの期待がかかる。
https://www.youtube.com/watch?v=jZ0UA58NiJU
(※コレサワ「Day by Day」MV)
■筒井あやめ「筒井あやめのアイドル開幕宣言」
乃木坂46のコンテンツに関していえば、吉川は4期メンバーを担当した作品のなかで、さらに手数を増やしながら、個人PV全体の幅を拡大させている。