「侍ジャパン」のベンチ裏(3)「敗者復活回り」も覚悟? (1/2ページ)

Asagei Biz

「侍ジャパン」のベンチ裏(3)「敗者復活回り」も覚悟?
「侍ジャパン」のベンチ裏(3)「敗者復活回り」も覚悟?

 稲葉監督の戦術構想に対する疑問はそれだけではない。

「例えば就任以来『スピード&パワー』を唱えてきましたが、スピードスターと言えるのは西武の源田壮亮(28)くらい。『3割30本30盗塁』のヤクルト山田哲人(29)や、ソフトバンクの柳田悠岐(32)がいるとはいえ、柳田は左膝に爆弾を抱え、古傷の右脇腹を心配する身ですからね。短期決戦だからこそ、ベンチにスピードスターを置いておきたかった」(スポーツ専門誌編集者)

 現場の報道陣からは「キャプテン不在」だけでなく、4番やリリーフエースを指名しない異例のスタイルを心配する声も出ている。

「稲葉監督は『(責任を)1人に背負わせたくない』の一点張りです。実際は選手の中で唯一、五輪を知るマー君が、09年WBCのイチローのように率先してムードメーカーを務めている。報道陣に『荷物運びもやりますよ』と笑顔を見せていましたが、何も決めず、明言しないやり方に不安いっぱいですね。選手たちも表向きは『どこでも投げます』『やれることを最大限に』なんて言っていますけど、一部の選手からは『(起用法は)何も決まってないッス』と、ボヤキが聞こえてくる」(スポーツ紙記者)

 確かに稲葉監督は、7月8日に収録された毎日新聞のインタビューで「(打順は)基本的には日替わり」「抑えを決めずに、という考えも変わらない」と応じていた。

 ただ、日本で活躍する選手が代表入りしている各国の印象を聞かれると「日本の情報が流れて丸裸にされるのかなと感じる。米国やメキシコは投手が12人。1イニングずつ、どんどん投手を代える戦い方をしてくるのでは」と警戒を露わにしている。

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