前田日明 アントニオ猪木は「いつもスケールのデカい反面教師」 (1/2ページ)

アサ芸プラス

前田日明 アントニオ猪木は「いつもスケールのデカい反面教師」

テリー 格闘技界のことを伺いたいんですが。最近の日本の、特に若い選手なんかはどうなんですか。

前田 自分らの頃よりも今の若い子はけっこう天才的な子がいますよ。感覚だけでやってるんじゃなくて、自分がなんでこういうことができるかを、ちゃんと説明できるような子が。

テリー 具体的には?

前田 例えばキックボクシングの世界だと、キックボクシングを将棋のように戦略的に捉え、相手との距離を5段階に分けて、遠い順番にどういう防御や攻撃をしたらいいか、それをスムーズにやるために普段はどういう練習をしたらいいかも体系的にやってる久保優太君がいたり。空手の世界では、世界選手権を3連覇するような纐纈卓真(こうけつたくま)君もいますしね。

テリー へぇ~!

前田 纐纈君は極真空手の百人組手にも最年長で挑戦したんですけど、70人、80人目でもボンボン1本勝ちして、100人目もラッシュして終わりました。今までの百人組手は、だいたい50人過ぎるとサンドバッグ状態ですから。纐纈君がやってるYouTubeの技術解説を見ると、長年格闘技界にいる自分でさえ目から鱗が落ちるような着目点や身体感覚の解説に驚かされます。自分らの頃には想像もつかなかったような人がいますね。

テリー 日本の格闘界は明るいということですか。

前田 格闘技界だけじゃなくて、たぶん各分野にいると思いますよ。それを大人がちゃんと見つけて、引っ張り上げなきゃダメですよね。そういう優秀な子が、不思議なことに埋もれてることが多いんですよね。

テリー 前田さんにとっては、例えば猪木さんがそういう人ですか。

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