薬師丸がキスシーンで原田知世に完勝 アイドル史に残る「覇権争い」10番勝負(1) (1/2ページ)

Asagei Biz

薬師丸がキスシーンで原田知世に完勝 アイドル史に残る「覇権争い」10番勝負(1)
薬師丸がキスシーンで原田知世に完勝 アイドル史に残る「覇権争い」10番勝負(1)

 日本のあらゆるアイドルシーンは、強力なライバルがいることで「天下獲り」へのモチベーションとなった。グループ、グラドル、女優、歌姫、そして女子アナまで、歴史に名を刻んだ「永遠のライバル対決」をここに再現する!

 80年にデビューした松田聖子と、82年にデビューした中森明菜は、80年代のアイドル黄金期で女王の座を激しく争う。元「ジャズ批評」編集長で、アイドル文化にも詳しい原田和典氏が解説する。

「髪型、ファッションも含めて女性ファンからもとても人気があり、『聖子ちゃん』『明菜ちゃん』と呼ばれていた。ちゃんづけで同性に呼ばれる女性アイドルはなかなかいないと思う。これは、親しみやすい部分と憧れる部分を併せ持っていたからこそ」

 そんな2人は、歌声においても大きな違いがあった。

「常に80点以上が聖子だとすれば、ひょっとしたら50点以下にも120点にもなるかもしれないスリルが明菜にあったんです」(前出・原田氏)

 それはどういうことか。

「歌っている間だけ曲の主人公になり切っていて、終わったらすぐ元に戻る職業性が聖子。歌い終わったあともその世界にずっと浸っていそうなのが明菜。すべての面で対照的でした」(前出・原田氏)

 聖子は今も現役感があるが、明菜の沈黙が気になるところだ。

 同じ80年代初期には、映画館のスクリーンで薬師丸ひろ子原田知世が静かな火花を散らした。

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