江戸時代、どこよりも早くワクチン接種を敢行!天然痘の抑え込みに成功した佐賀藩主・鍋島直正に学ぶ (1/6ページ)

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江戸時代、どこよりも早くワクチン接種を敢行!天然痘の抑え込みに成功した佐賀藩主・鍋島直正に学ぶ

世界的な感染症の一つ「天然痘[てんねんとう]」(疱瘡[ほうそう]とも)は、人類の長い歴史の中で、幾たびも流行しました。日本では「続日本記」天平7年(735)閏11月の条に、

「是(この)歳頗る稔(みの)らず、夏より冬に至るまで、天下豌豆瘡(わんずがさ)を患いて、夭死(わかじに)するもの多し」

とあり、これが日本における天然痘の初見とされています。

日本書紀にも記録が。人類が根絶に成功した感染症「天然痘」と日本人の歴史

天然痘が入ってきた要因としては、この年の1月に新羅からの使節団が来日、3,4月には遣唐使の帰国に見られるように、大陸との往来が盛んであったことが考えられます。以後、天然痘は日本で頻繁に流行するようになっていきます。

天然痘(疱瘡)ウィルス Wikipediaより

江戸時代、天然痘は死因の上位を占めるほどの病気で、そのうち約7割近くが乳児であったと言います。

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