金与正氏の口調が優しくなった!?「ポエム調談話」の裏事情とは (1/2ページ)

Asagei Biz

金与正氏の口調が優しくなった!?「ポエム調談話」の裏事情とは
金与正氏の口調が優しくなった!?「ポエム調談話」の裏事情とは

 米韓合同軍事演習が16日に始まった。例年、両軍による軍事演習は春と夏に実施されているが、今回は新型コロナウイルス感染拡大を考慮し、実兵機動訓練は行わず、防御性のコンピューターシミュレーションによる指揮所での訓練などが中心になるという。

 これまで米韓軍事演習について、激烈な言葉で威嚇を繰り返してきた金正恩総書記の妹・金与正労働党第1副部長の、ある談話が関係者の間で波紋を呼んでいる。

 北朝鮮問題に詳しいジャーナリストが語る。

「与正氏が談話を発表したのは、今月1日のことですが、そこには《北南関係の前途をいっそう曇らす好ましくない前奏曲》《希望か、絶望か? 我々が選択をするわけではない》といった、およそ、これまでの彼女らしからぬ抒情的な表現が散見されていたのです。さらには10日に発表した談話も、批判のトーンこそ上がったものの、いつものような具体的な挑発行動に触れる言葉が見られなかった。北朝鮮の談話といえば有名な『ソウルは火の海になるだろう』など直接的な脅し文句がほとんどですから、今回の与正氏の表現は異例中の異例と言えるでしょうね」

 与正氏と言えば、韓国に住む脱北者団体が金総書記らを非難するビラを風船で飛ばした際には《南側で起きているクズどものうごめきには相応する行動を検討する》《結果に対する責任は、汚いゴミを放置した南朝鮮(韓国)当局が負う》などと、激しい言葉で韓国を非難してきた。その怒りが収まらず、南北連絡事務所を爆破するといった暴挙に出たことも記憶に新しい。そんな与正氏がなぜ、抒情的な表現を使う必要があったのか。

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