『ONE PIECE』火災のキングは“歴史の彼方に消えた”種族!? 天竜人との関係性は…
漫画『ONE PIECE』の世界には、魚人族やミンク族などさまざまな人種・種族が登場する。8月23日発売の『週刊少年ジャンプ』38号に掲載された最新話では、その中でも謎が多かった「歴史の彼方に消えた種族」について新事実が判明。読者たちの間で、大きな波紋が広がっている。
最新話にあたる第1022話『花形登場』では、「百獣海賊団」の大看板である〝火災のキング〟が注目を集めることに。キングは「リュウリュウの実」モデル〝プテラノドン〟の能力者であり、炎を操って攻撃する描写も描かれてきた。
今回、キングは元「白ひげ海賊団」のマルコと対面したのだが、そこでマルコが意味深な一言をポツリ。かつて「赤い壁」の上に「〝発火〟する種族が住んでいました」という言い伝えを語ったのだ。
キングに関しては、第951話でビッグ・マムと会話した際に特殊な種族であることが明かされていた。彼はビッグ・マムの国にいない3種類の種族の1つであり、「歴史の彼方に消えちまった」かもしれない種族の生き残りだという。
そこからさらに深掘りするような情報が明かされたことで、ネット上は《生まれつき発火する種族!? 気になるなあ》《赤い壁ってレッドラインのことだろうし、その上に住んでた種族ってかなり重要なポジションなのでは》《キング、赤い壁…赤い土の大陸の秘密がわかるのか? 終わりが近づいてると改めて感じさせられる…》と沸き立っている。
ルーツは天竜人に住処を追われた一族!?マルコは「赤い壁」という言葉を口にしていたが、これは普通に考えれば赤い土の大陸(レッドライン)を指すものだろう。レッドラインとは世界を一周する巨大な大陸のことで、魚人島の上にあたる位置には天竜人が住む「聖地マリージョア」が存在している。つまりキングの種族は、なんらかの形で天竜人と関係していると考えるほかない。
マルコやビッグ・マムの口調から推察すると、キングの種族は天竜人の一員だったというより、マリージョアができる前からレッドライン上に住んでいた可能性が高い。そして天竜人によって故郷を追い出されるか、滅ぼされたのではないかと思われる。
なお、レッドラインは特異な地形であることから、以前より「天竜人によって人工的に作られた」という説が囁かれていた。しかしレッドラインに先住民がいたとするなら、少なくともその大地を作ったのは天竜人ではないと言えるだろう。
まだ謎に包まれた部分は多いが、今後の考察に大きな影響を及ぼすことは確か。〝発火する種族〟は歴史上いかなる運命を辿ったのか、詳細が明かされることを期待したい。
文=「まいじつエンタ」編集部
写真=まいじつエンタ