彼岸とはあの世であり極楽浄土。「お彼岸」の時期はいつ?「お盆」との違いは知ってる? (4/5ページ)

Japaaan

お彼岸は決まった作法はないのに対し、お盆はご存じの通り迎え火を焚いてお経をあげ、お供え物を用意して、送り火を焚いて、さらに提灯を下げたりキュウリとナスを動物に見立てたものを飾ったり……などなど、やることがいっぱいあります(今はそこまで厳密にやる家も少ないかも知れませんが)。

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ただしお彼岸にはひとつだけ、「しきたり」のようなものがあります。

あの世からやってくるご先祖様、つまり仏様をお迎えするのと同時に、自分自身も仏教徒として修業をしなければならないのです。

おそらく、お彼岸の由来などはなんとなく知っていても、このことは知らない人も多いのではないでしょうか。

この修行の内容は「六波羅蜜」と呼ばれるもので、布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧の六つ。長くなるので詳細は省略しますが、あの世とこの世である彼岸と此岸がもっとも通じやすくなる時期にこの六つを実践することで、その人は極楽浄土に近づくといわれています。

こうして見ると、お彼岸というのはつくづく仏教色の強い行事ですね。

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