【注目人物】『大川周明と近代中国』著者呉懐中氏、中国社会科学院日本研究所副所長に就任 (1/3ページ)

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日本僑報社のプレスリリース画像
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1月20日に発表された日本僑報社のブログに、同社から『大川周明と近代中国』を刊行し、第五回華人学術賞受賞した呉懐中氏は、中国社会科学院日本研究所副所長に就任されたことを報告した。

【注目人物】『大川周明と近代中国』著者呉懐中氏、中国社会科学院日本研究所副所長に就任

【日本僑報社発】1月20日に発表された日本僑報社のブログに、同社から『大川周明と近代中国』を刊行し、第五回華人学術賞受賞した呉懐中氏は、中国社会科学院日本研究所副所長に就任されたことを報告した。

呉懐中氏は1970年中国南京市生まれ。1991年、(北京)国際関係学院卒業。1994年、北京外国語大学・北京日本学研究センター修士課程終了。1994~1998年、同大学・同センター助手・専任講師。1999~2001年、東京大学大学院文部省国費研究留学。2001年~2004年、名古屋大学大学院博士課程国費留学、法学博士。2005年より中国社会科学院日本研究所勤務(日本外交・安保政策・日中関係史専攻)。現在中国社会科学院日本研究所副所長。

受賞作『大川周明と近代中国』の目次と内容紹介は下記の通りである。

序 章
第一章 認識論の原点と中国への視点(1912~1918)
第二章 両面価値的世界認識と中国(1919~1926)
第三章 満蒙問題と国民革命への対処(1926~1931)
第四章 満州から華北・本土へ(1931~1937)
第五章 日中戦争と秩序再建(1937~1945)
終 章

大正・昭和戦前期は、日中関係史における大きな激動期・転換期であった。その中で大川周明は代表的な「アジア主義者」として、日中関係史の在り方について種々の認識や活動を展開し、影響力をもった代表的人物の一人である。しかし、その中国との関わりに対する全体的、体系的把握はこれまで行われていない。

本書では大川の対中国認識や行動の全貌と特質を考察し、その思想史的意味を探るため、中国に対する大川の認識と行動について、その形成と推移の過程を、大正初年から日中戦争終結まで系統的に検討していくことを具体的課題とした。

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