“ビッグボス”日本ハム新庄剛志監督の采配は大好評!?キャンプ前半戦セ・パ12球団「監督力」マル秘査定

日刊大衆

新庄剛志
新庄剛志

 春季キャンプも折り返し。まもなく始まるオープン戦に向け、各球団とも着々と実戦モードに入ってきた。

 そこで今回は、セ・パ12球団の“現在地”を徹底分析。監督力&チーム力に焦点を当てつつ、キャンプ前半戦を総括したい。

※    ※

 まずは、キャンプイン前日に飛び出した矢野燿大監督(53)の“退任表明”で揺れる阪神。誰もが首をかしげた爆弾発言の裏には、いったい何があったのか。

「矢野監督は、昨季8ゲーム差を引っくり返されてのV逸に相当、責任を感じていたようで、昨オフの時点で周囲にも“辞めたい”と漏らしていました。矢野監督とソリが合わず、FA移籍濃厚だった梅野隆太郎も、その動きを知り、“あと1年我慢すれば”と残留を決意したともっぱらです」(スポーツ紙デスク)

 最大の理解者だった谷本修球団副社長がチームを離れたことも、退任を決意した一因とみられている。

 一連の騒動に、阪神OBの藪恵壹氏も、こう憤る。

「辞めたいと言う者を、なぜ慰留したのか。矢野の気持ちを承知で契約した以上、フロントも“シーズン終盤までは他言無用”など、クギを刺しておくべきでした。今は、さほど選手にも動揺はないですが、成績が低迷すれば当然、監督の求心力も低下しますしね」

 今季、阪神最大の懸案事項は守護神・スアレスの抜けた穴をどう埋めるかだが、実は、ここにも“退任発言”の余波は及ぶという。

「現時点では新外国人のケラーが最有力ですが、これがハマらなかった場合、適性のあるアルカンタラを代役に立てる他ない。ただ、アルカンタラは契約最終年のため、来季以降を見据えて先発起用を熱望中。少しでも高く売りたい代理人が、そこを曲げてまで、辞める監督の頼みを聞くとは思えません」(前同)

■“ビッグボス”新庄剛志の大好評「神采配」

 その阪神相手に、自身初采配を振るって、見事に勝利したのが日本ハムの新庄剛志監督(50)だ。

 キャンプ初日には三輪バイクでド派手に登場し、臨時コーチには武井壮、赤星憲広に加え、室伏広治を招聘。話題に事欠かない。

「室伏氏は体幹トレの専門家で、例年、オリックスの吉田正尚をマンツーマンで指導。2年連続パ・リーグ首位打者の秘密が、室伏氏にあると考えたんでしょう。一方で、武井氏と赤星氏に期待したのは走塁技術。加えて、赤星氏には“スタートが切りづらい投手を教えてほしい”と、バッテリー指導も依頼。次は誰が呼ばれるのか、気になりますね」(前出のデスク)

 キャンプ地・名護に張りついているという日ハムOBの岩本勉氏はチームの雰囲気について、こう話す。

「オブラートに包まずダメ出しをする一方で、指摘を受けた選手たちには“こうやってみない?”と必ず提案型の言い方をする。それぞれが納得してから動けるので、“ビッグボス流”は選手たちに、想像以上にすんなり受け入れられているように感じます」

 チームは若返りを図っている最中。レギュラーが確約されていないことで、いい意味での競争意識も生まれているという。

「若手は特に目の色が違う。シートノックを見ていても、“これが本当にファイターズか?”と思うほど、活気に満ちています。監督自身が、SNSやメディアで発信を続けたおかげで、選手のほうも事前に、しっかり“予習”をしたうえで臨めているんでしょう」(前同)

 2月14日発売の『週刊大衆』2月28日号を読んで、他監督の動向もチェックしよう。

「“ビッグボス”日本ハム新庄剛志監督の采配は大好評!?キャンプ前半戦セ・パ12球団「監督力」マル秘査定」のページです。デイリーニュースオンラインは、矢野燿大新庄剛志武井壮室伏広治プロ野球エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る