「鎌倉殿の13人」あの襲撃事件の黒幕は?源頼朝の命を狙った長狭常伴のエピソード (1/4ページ)
まずは、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第7回あらすじより。
「佐殿は天に守られています。現に何度も命を救われています。そしてその運の強さに引かれて、多くの者が今、集まってきています」
(中略)
広常は、頼朝の運試しを思いつく。大庭景親が差し向けた長狭常伴という男が、今夜、頼朝の宿を襲う。頼朝が天に守られているというなら助かるだろう。
※「鎌倉殿の13人」第7回あらすじより。
石橋山の合戦で敗れ、安房国へ逃れた源頼朝(演:大泉洋)が再起を期するため上総介広常(演:佐藤浩市)に加勢を要請しました。
その使者となった北条義時(演:小栗旬)に対して、広常が考えついた運試しが、長狭常伴(ながさ つねとも)の襲撃。
大河ドラマでは頼朝と敵対する大庭景親(演:國村隼)の刺客となっているこの男、史実ではどういう人物なのでしょうか。
今回は『吾妻鏡』などの史料から長狭常伴の生涯をたどってみたいと思います。
襲撃事件の黒幕は?長狭常伴は生年不詳、通称は六郎。