【秘話 鎌倉殿の13人】源頼朝最後の男系男子・貞暁(じょうぎょう)の波乱に満ちた人生と北条政子との因縁:その1 (1/8ページ)

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【秘話 鎌倉殿の13人】源頼朝最後の男系男子・貞暁(じょうぎょう)の波乱に満ちた人生と北条政子との因縁:その1

1186(文治2)年3月18日、鎌倉で一人の男児が産声をあげました。この子こそ、後に出家して貞暁(じょうぎょう)と名乗り、通称「鎌倉法印」として、多くの人々から崇敬を集めた人物です。

貞暁の父は「鎌倉殿」こと源頼朝母は頼朝の大蔵御所に出仕する侍女大進局(だいしんのつぼね)です。

庶子とはいえども頼朝の三男として誕生したからには、鎌倉幕府を支える武家としての輝かしい将来が開けるはずでした。

しかし、貞暁の前に立ちふさがったのは、頼朝正室の北条政子だったのです。彼女は、北条家の血を引かない男子を政敵と見なし、断固としてその存在を許しませんでした。

今回は、3回にわたり頼朝最後の男系男子・貞暁を主人公に、北条政子との因縁めいた波乱の人生をご紹介します。

[その1]では、大進局の懐妊貞暁誕生、そして母子の京都出立までをお話ししましょう。

大進局(だいしんのつぼね)が懐妊

 源頼朝。初代鎌倉幕府の将軍となり初めての武家政権鎌倉幕府を開府した。知られているだけで5人の男子をもうけている。

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