【鎌倉殿の13人】源義高は女装し脱出!決死の覚悟で身代わりになった海野幸氏の活躍ぶり (1/6ページ)
木曽義仲(演:青木崇高)の命により、源頼朝(演:大泉洋)の元へ人質に出された嫡男の源義高(演:市川染五郎)。
鎌倉では許婚の大姫(演:落井実結子)をはじめ女性たちを虜にする美しさと、御家人たちともすぐに打ち解ける気さくさを兼ね備えて一躍人気者に。
酔っ払った和田義盛(演:横田栄司)の相撲につき合わされ、ちょっと怪我をしてしまった義高を手当てしていたのは、信濃からつき従ってきた海野幸氏(演:加部亜門)。
木曽、真実意趣なき由を表さむがために、嫡子清水冠者義重(源義高)とて、生年十一歳になる小冠者に、海野、望月、諏訪、藤沢なんどといふ聞こゆる兵共を付けて、兵衛佐殿の許へ遣はす。
※『平家物語』巻第七 清水冠者
『吾妻鏡』には寿永2年(1183年)の記録がないため『平家物語』からの引用。ここに登場する海野とはこの海野幸氏(うんの ゆきうじ)のことです。
今回は源義高に仕えた忠臣・海野幸氏の活躍を紹介。果たしてどんな生涯を送ったのでしょうか。
義高と一緒に鎌倉へ海野幸氏は承安3年(1173年)、信濃国の豪族・海野幸親(ゆきちか)の三男として誕生します。