運転免許の替え玉受験150回、29歳女を逮捕 受験者に代わって実技試験も受ける (1/3ページ)

リアルライブ

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 試験など自分の実力では及ばないものがあると、他人の力を借りたくなる人もいるだろう。海外では英語力の低い受験者のために、何度も替え玉をした女がいる。

 イギリス・ウェールズに住む29歳の女が、英語ができない受験者に代わって約150回、替え玉受験を行った事件で裁判が行われた。海外ニュースサイト『YorkshireLive』と『Mirror』、『NEWS18』が7月11日までに報じた。

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 報道によると、女は2018年から2020年までの約2年間で、約150回、運転免許の替え玉受験をしたという。女は実際の受験者に代わり、筆記試験と実技試験の両方の受験をした。替え玉した試験会場は1カ所ではなく、イギリス全土にわたるそうだ。実際の受験者は英語の読み書きができない受験者がほとんどだった。女は英語ができない受験者に代わって受験をした。

 ある時女が替え玉受験をしていると、受験センターのスタッフが成りすましを疑い、イギリスの政府機関である運転免許庁(DVSA)に相談。DVSAが警察と協力し調査をした結果、女が英語ができない受験者に代わり替え玉していることが明らかになって女は逮捕された。女は替え玉受験料として1人あたり800ポンド(約13万円)を受け取っていた。

 2022年7月に女の裁判が行われ、女には詐欺罪で8カ月の刑務所行きが言い渡された。裁判では女が受け取った金銭の合計が12万ポンド(約1957万円)に及ぶと明かされた。なお、女の具体的な手口や、女が替え玉となった実際の受験者の年齢や性別は公表されていない。実際の受験者が女に依頼した方法も明かされていない。

 判決を受け、当局は「DVSAと協力しこの複雑な犯罪は解決した。このような詐欺は市民に重大な危機をもたらす可能性があり、万一こういった犯罪に関する情報を持っている人がいたら、速やかに警察に通報してほしい」という声明を発表している。

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