関東軍が満州事変を起こした本当の目的は何だったのか?ソ連対策と「リストラ阻止」のための策謀 (1/3ページ)

Japaaan

関東軍が満州事変を起こした本当の目的は何だったのか?ソ連対策と「リストラ阻止」のための策謀

満州事変勃発!

1931(昭和6)年の満州事変は、昭和恐慌から抜け出すために、市場の活性化や失業者対策として関東軍が起こしたとされています。

そういう効果もあったかも知れませんが、関東軍の本当の狙いは別のところにありました。

そもそも満州事変とは、1931年に中国の柳条湖で、南満州鉄道の線路が日本の関東軍によって爆破された事件です。関東軍は、当時満州に駐屯していた日本陸軍の部隊の一つでした。

柳条湖事件の現場に近い中国・瀋陽市にある「九・一八歴史博物館」

関東軍は、「爆破は中国軍の仕業である」と偽り、これをきっかけにさまざまな軍事行動を起こすようになります。

では、関東軍の本当の狙いは何だったのでしょうか?

「ソ連侵攻抑止」説

関東軍の本当の狙いは、二つありました。

一つ目はソ連の侵攻を防ぐというものです。

当時、関東軍はソ連の動きを注視していました。世界恐慌に各国が苦しむ中、ソ連は経済の発展も軍備増強も、世界初の社会主義国家としてうまくいっているように見えたからです。

「関東軍が満州事変を起こした本当の目的は何だったのか?ソ連対策と「リストラ阻止」のための策謀」のページです。デイリーニュースオンラインは、関東軍満州事変政治戦争ソ連カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る