みんなも踊ってる?酒井忠次「海老すくい」が最も威力を発揮した瞬間がコチラ【どうする家康】 (1/4ページ)
♪え~び~すくい、海老すくい……♪
気が付くと、ついつい口ずさんでしまうのは筆者だけでない、と信じたい今日このごろ。
シンプルで陽気な節回しが癖になる酒井忠次(演:大森南朋)の得意技「海老すくい踊り」。皆さんも一度くらいは口ずさんだり後ろへ跳ねたりしたことと思います。
さて、大河ドラマ「どうする家康」はじめ様々な作品で知られるこの「海老すくい踊り」はどんな場面で披露されたのでしょうか。
もちろん宴会芸だから、たいてい宴席の余興としてと思われます。しかし時として徳川家康(演:松本潤)の運命を決する大一番で舞われたこともありました。
時は天正3年(1575年)5月、長篠の決戦を控えた陣中で、こんな事があったようです。
御家の命運、このひと指しにあり!「武田、武田が来る……」
かつて三方ヶ原の合戦(元亀3・1572年12月)で完膚なきまでに打ち破られた徳川陣営は、武田信玄(演:阿部寛)亡き後もその脅威を恐れおののいていました。