大河ドラマ「どうする家康」では割愛(涙)武田信玄と徳川家康の小競り合いは既に始まっていた (1/4ページ)
徳川家康(演:松本潤)と連携して、今川氏真(演:溝端淳平)を滅ぼした武田信玄(演:阿部寛)。
遠江を徳川、駿河を武田がそれぞれ切り分けてめでたしめでたし……かと思いきや、信玄の野心は留まりません。
「もしかして、このまま遠江もいけるんじゃね?」
何なら三河まで……いやいやまずは遠江から。という訳で、信玄は侵略の魔手を遠江へと伸ばし始めました。
これに対して「どうする家康」!?大河ドラマでは割愛(とば)されていましたが、既に小競り合いは始まっていたのです。
第一の刺客・秋山信友……信玄入道家士秋山伯耆守信友見付の宿に陣し。当国のもの共を武田が方へ引付んとはかるよし聞召。かくてハそのはじめ入道が詞たがひたり。はやく其所を退かずば御みづから伐て出で誅せらるべしとありて。はや御人数も走りかゝる様をみて。信友かなはじと思い信濃の伊奈口に迯こみたり。(信玄陽には当家に和して。大井川を限り遠州をば御心にまかせたまへと言ながら。陰には 当家を侵し遠州をも併呑せむ爲。信友遠州へ出張して遠州の人数をつのり国士をまねきしなり。この後山縣昌景をして御勢を侵さしめしも。みな爲謀のいたすところなり。