生後2カ月の娘を殺害した父親、ペットの猫が犯人だと主張 後に犯行を認めて逮捕 (1/3ページ)

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 子どもを虐待する卑劣な親はいるが、海外では子どもに危害を加えながらも“猫”の仕業だと言い訳した父親がいる。

 アメリカ・ミネソタ州で、41歳の父親が生後2カ月の娘を殺害。しかし父は、娘の死の原因についてペットの猫が攻撃したことだと供述した。海外ニュースサイト『Law & Crime』と『Mirror』などが4月7日までに報じた。

 報道によると2021年9月、男は娘を複数回殴り殺害したという。娘は両親と暮らしていたが事件当時、妻は仕事に出掛けていて男と娘は家にふたりきりだった。

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 午後5時ごろ、男は妻に娘の様子がおかしく、また約20ポンド(約9キロ)の猫が娘の隣に横たわっているとメールで伝えた。メールを受けて午後6時ごろ妻は帰宅。目が膨れ上がった娘の姿を目撃した。娘は息をしていたが寝ているわけではなく気絶しているような状態だったため、妻は午後7時ごろ娘を病院に連れて行った。男も共に病院に向かった。

 病院で娘は肋骨、大腿骨が折れ、舌の一部の断裂や脳出血を起こしていると診断された。警察も病院に駆けつけたが、男は警察に「20ポンドの(ペット)猫が赤ちゃんの上に横たわり負傷させた」と説明したそうだ。男の説明を受け、警察は病院側に猫が攻撃した可能性を問いただしたが、医師はけがの程度が重く、猫が引き起こした可能性はゼロに近いと証言した。なお、赤ちゃんはけがの影響で脳の活動がほとんどなく、生命維持装置に入れられたままだったが回復の可能性がないとの診断を受け、事件から約2カ月後の2021年11月に正当な手続きの上、生命維持装置を切り死亡が宣告された。

 医師の証言を受け、警察が繰り返し男に事情聴取を行った結果、男は以前の発言を翻し「どのようにして娘がけがをしたのか分からない」などと証言を変えた。その後「おむつを替えるときに少し乱暴だった可能性がある」「(事件当日)娘を通常よりも強く抱き締めたかも」と発言。最終的には「十分な力で娘を殴って殺した」と供述して罪を認めた。

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