大学中退を隠すため誘拐を偽装した女、バレて逮捕 (1/3ページ)

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 親元から離れて、勉学に励む大学生は少なくないだろう。海外では、大学に通っていたはずの学生が、とんでもない事件を起こして話題になっている。

 アメリカ・ペンシルベニア州で、誘拐事件をでっちあげ、警察にウソの報告をしたとして、同州警察が元大学生の女を逮捕した。海外ニュースサイト『NBC News』『New York Post』などが5月6日までに報じた。

 報道によると、5月1日22時半ごろ、レストランでアルバイトを終えた23歳の元大学生の女が車で帰路についたという。しかし女はそのまま行方不明に。女と最後に連絡を取ったのは、女の交際相手の男性だ。男性の携帯には、「偽警官に車を止められた。目隠しをされて拉致された」などと誘拐を知らせるメールが女から届いた。男性が女の携帯に繰り返し連絡をするも、応答はなかったそうだ。

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 女の家族にも連絡が行き、女の家族が警察に通報。のちに女の乗っていた車が、路上に放置された状態で発見された。周辺は森林地帯で、警察は捜査ヘリを飛ばすなど、大規模な捜索を実施。捜査開始から約20時間後、警察に「女は女の知人宅にいる」などとタレコミがあったそうだ。

 女の知人宅に向かった捜査員は、女の無事を確認したという。事情を聴くため、女には署まで任意同行を求めた。警察の取り調べで、女は大学生と名乗り、「警察を装った覆面の男に銃を突きつけられた。目隠しをされて誘拐された。場所を転々と移動して、知人宅近くで解放された」などと説明。しかし女の説明に一貫性がなく、捜査関係者らは疑問を感じたそうだ。大学側からも警察に連絡があった。大学の説明では女は2年もの間、講義に出席しておらず、学生名簿からも女の名前が削除されていることが分かった。

 捜査関係者が女を問い詰めたところ、「誘拐でっちあげ」を認めたという。警察は、治安を乱す行為、偽証などの疑いで、女を逮捕・起訴した。捜査関係者によると、事件の5日後には女の学年の卒業式が控えていたという。

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