尊すぎかよ!本願寺顕如が結婚31年目に妻と交わした和歌がコチラ【どうする家康?】 (1/4ページ)
聞くところによれば、人間の恋愛感情というものは長くて3年ほどしか続かないと言います。
どれほど愛し合って結婚した夫婦でも、確かに3年もすればお互い空気のように感じてしまうとか。
これは動物としての生殖本能が関係するそうで、良くも悪くも仕方がないことだそうです。
しかし、そんな中でもずっとお互いを愛し合う夫婦も少なからず存在します。
今回は戦国時代、一向門徒を率いて活躍した本願寺光佐(ほんがんじ こうさ)こと顕如(けんにょ)とその妻・教光院如春尼(きょうこういん にょしゅんに)を紹介。
結婚31年目、天正16年(1588年)の七夕に、こんな和歌を詠み交わしたのでした。
何年経っても変わらない、尊すぎる夫婦の絆年に一度の逢瀬を楽しむ乙姫と彦星。月岡芳年「月百姿 銀河月」
いくとせも ちぎりかわらぬ 七夕の
けふまちへたる あふせなるらん 顕如
ちょっと読みづらいので漢字を当てると「幾年も 契り変わらぬ 七夕の 今日待ち経たる 逢瀬(おうせ)なるらん」となります。
意味としては「結婚して何年も経つけれど、あなたへの想いはずっと変わらないよ。今夜の七夕デートを、彦星のようにずっと心待ちにしていたんだ」といったところ。
こんな和歌を贈ったら、妻に照れ隠しでぶっ飛ばされるか、日ごろの関係によっては鼻で笑われるかも知れませんね。